尾引浩志南シベリア、トゥバ共和国に伝わる倍音唱法「ホーメイ」、同じくトゥバのニ弦の弓奏楽器「イギル」、世界中に現存する手のひらに入る小さな倍音楽器「口琴」(こうきん)、を操る倍音音楽家。
1999年に倍音楽団「倍音S(バイオンズ)」を結成、話題を呼ぶ。倍音Sメンバー脱退により、ソロとなり、全国に倍音の魅力を伝承する。2006年には、NHK教育テレビの幼児向け音楽番組“あいのて”にレギュラー出演。あまりにもエキセントリックだったため、番組は一年で終わるが、出演メンバーはそのままテレビを飛び出し、バンド“あいのてさん”として、全国の子どもたちに、音楽の楽しさを届ける。
現在はソロ活動の他に、能の息吹が現代によみがえる「シルクロード能楽会」、ジャンルを超えた倍音バンド「倍音の森」「あいのてさん」などに参加、日本の音楽界に新しい風を呼ぶ予感。